U19日本代表(2011年12月〜2012年)

2012.6月 U19日本代表選手強化合宿
(熊本県斑蛇口湖ボートコース)

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2012年 世界ジュニアボート選手権大会 派遣選手
選手
氏名 所属 氏名 所属
1 山口 健太 津久井高校 1 榊原 春奈 早稲田大学
2 福井 康 洲本実業高校 2 佐藤 紫生乃 塩釜高校
3 竹内 友哉 今治西高校 3 川合 瞳 柳学園高校
4 嶋田 潤 潮来高校 4 木村 光里 今治西高校
5 大竹 崇寛 東濃実業高校 5 中尾 真琳 熊本学園大付属高校

◎合宿レポート 7日目6/16(土)〜8日目6/17(日) (2012,06,16  )
7日目6月16日(土)
 合宿7日目。天気予報の通り、今日の九州地方は未明から強風と豪雨。熊本県菊池市も強風波浪・大雨洪水警報が発令されました。
 スタッフで斑蛇口湖ボートコースの状況を確認し、水面の安全と現地までの移動経路の安全確認がとれた事で乗艇トレーニングを実施と判断。
 多少の不安はあったものの午前830分、艇庫に到着した時の水面は全く問題なし。雨は降っているもののトレーニングは可能と判断しました。
 その後、前線の接近に伴い雨は強くなりましたが、ほぼ予定通り練習を終了

 昨日同様に、乗艇前に必ずエルゴチェック(二人一組でフィニッシュポジションでの全身の締め)を実施。一人がエルゴでフィニッシュポジションを取り、パート ナーが押さえたハンドルを全力で引きつけ最後まで加速するというイメージを作りました。
 
 午前練習 コース4.5周 18000m
 6000mUT漕の後スプリント20秒オン/40本オフ×10×3を入れ、再びUTを実施。

 大雨と強風、そして白波という最悪のコンディションの中、代表クルーはあくまでもスピードを追求しました。
 ワンストロークのスピード感・動きのスムーズさ・全体のリラックス感を大切に艇を滑らせる事に集中。
 昨日同様、いかに水上の艇を滑らせるかが重要であるか、というポイントが大林コーチより選手に与えられました。


 午後練習 コース3周 12000m
  6000mUT漕の後スプリント30本オン/10本オフ×10セットを入れ、再びUT漕を実施。
 ※写真の下に8日目のレポートが続きます。

8日目6月17日(日) (2012,06,19 15:00)
 合宿全日程が終了しました。昨日までの熊本地方を襲った記録的な豪雨も今朝はおさまりました。
 合宿最終日という事もあり、いつもより少し早めの動きだし。斑蛇口湖ボートコース到着後エルゴチェック。
 腕漕ぎでハンドルの軌跡を確認。フィニッシュポジションで最後の加速感の確認を行ってからの乗艇。

 メニューはウォーミングアップのあと2000mタイムトライアル1本のみ。
 男子と女子で35秒差をつけてのスタート。各選手とも引き締まった良い表情でミーティングを終了。
 男子クォドルプル
   S竹内友哉(今治西)3嶋田潤(潮来)2福井康(洲本実業)B大竹崇寛(東濃実業)
 女子クォドルプル
   S佐藤紫生乃(塩釜)3川合瞳(柳学園)2中尾真琳(熊本学園大付属)B木村光里(今治西)

 午前915分スタート  指示通り、女子クルースタート後35秒経過して男子クルーがスタート
  男子の追い上げが良く、1000m過ぎでほぼ並び、1500mでは1艇身ほどの差をつけ、そのまま逃げ切り。
 男子4x 7:25.28
 女子4x  7:39.08

 最終的に13.80秒差で男子クルーがゴール。
 風・波の影響もあり、決して良いタイムとは言えませんが力強いストロークでした。
 クーリングダウンの後、艇を解除。トラックに積み込み片付け終了。


 日曜日で練習に来ていた菊池高校ボート部の皆さんから「世界ジュニア頑張って来て下さい。」と激励を受け、花束を贈呈して頂きました。
 全日本ジュニア大会の開催に始まり、大会直後からの代表合宿終了まで菊池市の皆様、熊本県ボート協会の皆様には大変お世話になりました。
 お陰様で本当に内容のある効果的な8日間の合宿が終了致しました。
 合わせまして、心温まる菊池高校ボート部の皆様の応援にも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

B大竹崇寛(東濃実業)2福井康(洲本実業)
3嶋田潤(潮来)S竹内友哉(今治西)
B木村光里(今治西)2中尾真琳(熊本学園大付属)
3川合瞳(柳学園)S佐藤紫生乃(塩釜)


菊池高校ボート部の皆さんから「世界ジュニア頑張って来て下さい。」と激励。

菊池の皆さま
ありがとうございました。

◎合宿レポート 3日目6/12(火)〜5日目6/15(金) (2012,06,16  )
 3日目6月12日(火)
 午前中からはっきりしない天候が続き途中雨にも見舞われました。
 選手たちは大会直後からのトレーニングにもかかわらず、今日も午前、午後ともポイントを絞って効果的な練習が出来ました。

 午前は16qユーティリゼーション。
   腕漕ぎのドリルでフィニッシュまでの加速感を確認。UT後半に20本×8セットのスプリントを加え、全体の強度を上げています。

    男子クォドルプル S竹内友哉(今治西)、3山口健太(津久井)2大竹崇寛(東濃実業)B嶋田潤(潮来)
    男子シングルスカル 福井康(洲本実業)
    女子クォドルプル S佐藤紫生乃(塩釜)、3川合瞳(柳学園)2中尾真琳(熊本学園大付属)B木村光里(今治西)
 午後からは雨が上がりました。午前同様に7512qユーティリゼーションを実施。UT後半に20本×6セットのスプリントを入れ強度を上げました。
 男子クォドルプルの2番大竹選手とシングルの福井選手と入れ替え。沢山の組み合わせを試みて、どのクルー編成が最速なのかを模索しています

 女子の川合選手は体調不良のため午後から練習をキャンセル。明日に備えて大事を取りました。

4日目6月13日(水)
 夏を思わせるほどの晴天。選手たちは絶好のコンディションの中、今日も効果的なトレーニングが出来ました。
 クルーを組んでまだ日が浅いのですが高強度のメニューを実施。
  1on1off×8×2SR34rest15
  ポイントはハイスピードに対して身体がリラックス出来るか。スピードに過剰に反応して力みが生じないか。
  力みが原因でオールが深く入り過ぎないか。速く強く動きながらもリラックスをコントロール出来るかという点に置かれた。

5日目6月14日(木)
  昨日と同じく朝から夏を思わせるほどの晴天。選手たちは良いコンディションに恵まれ、この日も積極艇にトレーニングに挑みました。
  高強度のメニュー実施2日目。
   午前中は4000mウォーミングアップ(ドリルを含む)の後2on1off×4×2SR34クーリングダウン
   午後からは6000mウォーミングアップ(ドリルを含む)の後30on10off×5×2クーリングダウン
  ポイントは昨日と同様に、ハイスピードに対して身体がリラックス出来ているか、という点に置かれた。
  パワー、テクニカルに関しては良いレベルに達してきている。その良さをスピードに活かすためにも、
  オールをクラッチに完全に乗せた高い抜き上げを意 識し、それを継続したい。

  キャッチで過敏になり過ぎていないか。それが原因で力みが生じていないか。オールが深く入り過ぎていないか。
  以上については低レートで漕ぐときに確認する必要がある。


6日目6月15日(金)
 朝からどんよりと曇り、今にも降り出しそうな空。案の定、午前9時ころからパラパラ降り出した雨は、低気圧の接近に伴い強い風を伴った本降り。
 白波が立つ斑蛇口湖ボートコースでしたが、選手たちは悪コンディションをものともせずに、今日も果敢にスピードトレーニングに挑みました。
 乗艇前に必ずエルゴチェック(二人一組でフィニッシュポジションでの全身の締め)を実施。
 これは一人がエルゴでフィニッシュポジションを取り、パートナーが押さえたハンドルを全力で引きつけるというもの。

 ねらいは、腕漕ぎでストロークの最後を全力で加速し、艇をリリースするイメージの確立にある。
 合わせて水上ではノーマルワークの腕漕ぎ20本+マックスでの腕漕ぎ20本をドリルして加速感を実感する。
 これを実施した後、本トレーニングに入る。

 午前練習 コース3周 12000m
 基本をSR2022UT(低レート・マックスパワー)とする。
 4000mを過ぎたあたりでスプリント30本オン/10本オフ×10を入れ、再びUTを実施。
 低レート(UT)は決してノーワークだったり、ましてレストではない。
 レートが高くても低くても水中を全力で押し続け、いかに水上の艇を滑らせるかが重要である。

 
 午後練習 コース4周 16000m
 内容は午前に同じ

 強風と豪雨の中、U19のクルーが悪戦苦闘しているところへオリンピッククルーの武田選手と浦選手の漕ぐ2xが登場。
 同じく30本オン/10本オフ×10のスピードトレーニングを実施。
 その迫力と圧倒的な速さにU19の選手たちは強烈な刺激を受けた。その場に居合わせて、それを体験できたことが物凄く幸せなことである。


◎ロンドン五輪代表 LM2x武田選手・浦選手の「龍門小学校」への訪問 (2012,06,13 13:20)

龍門小学校(全校生児童38人)体育館。
児童にオールを掴ませて遊ぶ武田・浦両選手。

児童と共に給食をいただいています。 記念撮影です。
子どもたちが本当に元気です。
今回は菊池市教育委員会の依頼を受けての龍門小学校への訪問。
子どもたちは、選手の腹筋を触り「ガチガチ」とびっくり。
「子どもたちから元気をもらいました。」(武田選手)


龍門小のHPはこちら

◎6月10日(日)、11日(月)  (2012,06,12 17:50)
 6月10日(日)
 合宿初日は日本ボート協会国際審判員千田隆夫氏による国際ルールに関するレクチャーがありました。
 各選手とも今後の海外遠征に役立てる内容として真剣に学んでいました。

  その後、トレーニングに使用する艇のリギング等終了後、夕方から今回招待した韓国選手団とのフェアウェルパーティーを開催しました。多くの情報交換  がなされ交流が深まりました。隣国同士の選手として今後の健闘を誓い合いました。

日本ボート協会国際審判員千田隆夫氏による
国際ルールに関するレクチャー
韓国選手団とのフェアウェルパーティー

6月11日(月)
 合宿2日目。午前中好天に恵まれたものの、午後からの乗艇トレーニングは強い雨に降られました。しかし選手たちは悪コンディションを感じさせず力強いパフォーマンスで艇を進めました。
 午前、午後とも16qユーティリゼーション。腕漕ぎのドリルを加え艇速を追及しました。

 今回新たな取り組みとして乗艇トレーニングのほかに、いくつかのテーマについての研修を取り入れました。午後1時から2時半までの90分間はJOCから相馬氏を講師として招きアイスブレイクについて理論と実技の実践を行いました。
 U19
の日本代表選手として
「本物のチーム」になるために必要な事とは何か。そしてその内容を理解しているか。2種類のワークを実践し、その振り返りから「本物のチーム」を模索しました。
 夕食後の午後7時から約90分間は同じく相馬氏による「目標設定」についてのレクチャーを受けました。「新入部員へのボートの魅力」についてプレゼンテーション内容をグループメンバーで考えて発表。やはり振り返りから「自分たちの伝えたかった事が伝わったか」。
 次のワークでは「書き留めることの大切さ」の実践。未来の自分から今の自分へのメッセージをカードに書いてみる。そこから今後の目標が見えてくる、という取り組みでした。
 最後はJOCキャリアアカデミー制作の「オリンピック応援DVD」を鑑賞。U19世界代表クルーは大きな刺激を受けていました。相馬氏に感謝致します。

M1x
福井 康(洲本実業)

M4x
S竹内友哉(今治西) 3山口健太(津久井)
2大竹崇寛(東濃実業)  B嶋田潤(潮来)

W4x
S佐藤紫生乃(塩釜)  3川合瞳(柳学園)
2中尾真琳(熊本学園大付属)  B木村光里(今治西)

アイスブレーキングプログラムの様子
目標設定プログラムの様子
JOCキャリアアカデミーアシスタントディレクター相馬浩隆氏による研修

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